妊娠・出産、排卵、生理という女性にしかない体の営みは、全て骨盤内部で起こることです。
「骨盤のゆがみ」「骨盤の開閉」ということはよく健康法の題材にもなっていますが、それは特に女性にとってかかわりの深い問題です。
とは言っても、骨盤のゆがみを整えれば健康になれるとか、骨盤を閉めれば痩せると一言で言いきれるほど単純ではありません。
ベルト等で強く締めつけたり、手でグイグイと力任せに押したり、中にはハンマーで叩いて骨盤を締めたり左右差を整えるという療法もあるようですが、そうした矯正法自体が自然な骨盤の動きを妨げることも多いのです。
体は外から加えられる不自然な力に抵抗しようとするものですから、逆に身を固くして動きを悪くしてしま� �こともあります。
また、骨盤の動きといっても、実際には骨盤だけが単独で動くのではなく、他の様々な部位と連携しあって行われるものです。
骨盤だけを無理に整えようとしてもバランスが取れません。
例えば、生理の前には、首や後頭部が緊張してきます。
甲状腺の働きに伴うものですが、生理の前になると首が凝ったり、頭が痛くなったりする人がいるのもそのためです。
生理前のイライラ(PMS〜月経前症候群〜)なども特にこの頃に起こりますが、それらは普段から首が固い人に多いようです。
甲状腺に特別な異常がある場合は更に深刻ですが、いずれにしても普段から首の動きをよくしておくこと、特に生理前のイライラや首コリが起こったときは、首の真ん中辺り(頸椎の脇、左右差があれば固い側)を自家製温湿布で温めておくと緩和する傾向があります。ぜひお試しください。
やがて胸(後ろ側では肩胛骨)が張ってきて、肩こりを感じる人もいます。
そして間もなく生理が始まります。

